2007・11
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2007/11/01 (Thu) 木枯らし ・・・こがらし・・・

小春日和が続いた後に
突然吹き荒れる 木枯らし
今まであまりに 穏やかだったので 
すっかり忘れていた 冬の始まり

空ろな心の 緩慢な動きの中
こぼれる言葉は 自嘲の呟き
「何度も同じ目にあったではないか」
わかっている 人を哂ってはいけない
せめて自分を哂うぐらいは 許して欲しい

ふと気付く 今の自分は般若の顔だ
鬱々とした心は 顔を醜く老けさせる
憂い顔は 若さの特権だから 
悲しいが すでに権利は持ち得ない
悩む事さえ叶わない そんな自分をまた哂う

哂いを無理矢理 笑みに変えて
暗い瞳は 化粧で装う 
少し長く生きた女の これが戦い方だ

走れなくても まだ歩ける
今立ち止まれば 進めなくなる
それぐらいは 知っている
もう一山 登れるか? 
四つん這いなら どうにかなる筈

木枯らしと 降り出した冷たい雨が 
心に妙に符合して 
気恥ずかしくなる 冬の気配




*2010年 製本
 登録日時は便宜上のもので、詩の製作日とは無関係です。

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2007/11/15 (Thu) 浮浪の人 ・・・ほーむれす・・・

凍える風の中
うずくまりうな垂れる姿は
汚れと臭気を鎧にして
何を守っているのか

責任から逃げ
義務から逃げ
自由からも逃げてしまった

家庭を捨て
社会を捨て
存在すら捨ててしまった

痩せて丸めた 背中と 
生活染みた 多くの荷物
老いの不安を 彷徨う瞳で
囲っているのは 一つの命だ

命を蔑んではいけない
命を哀れんではならない

雑踏の中では 彼も私も同じ
誰も 気に止めず
誰もが 見えない振りをする
ただ 街の景色のひとつだ
ただ ひとつの命だ



*2010年 製本
 登録日時は便宜上のもので、詩の製作日とは無関係です。

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